職務経歴書ねぇ・・・

拙者はずっと月給取りであるが、就職活動というものはまともにしたことがない。
現在はわけがあって休職中だが、次の仕事は知り合いのつてですでに決まっている。初対面で「この人になら付いて行きたい」と思った方が、たまたま拙者を誘って下さったからだ。ただ、それだけのことで、自分を売り込むこともしてないし、条件についても深くは聞いていない。
尋常の就職活動などは生涯やらずに済ませたいものだが、いちおうはどんなものか知っておいて損はない。そう思って、履歴書と職務経歴書の書き方のセミナーに参加してみた。
講師の先生によると、即戦力を求めている会社が増えていることから、職務経歴書をより重視する傾向が強くなっているそうだ。また、インターネットにより気軽に仕事に応募できるようになった結果、人事担当者に届く応募書類の量は激増。膨大な応募書類の中で、いかにして関心を持って読んでもらえるかが勝負どころだという。
この職務経歴書だが、A4の用紙に2〜3枚程度は書くのが常識だそうだ。しかも、その担当者が「おお」と言うような工夫を織り込む必要がある。また、応募する会社の関心に応じて、内容も少しずつ変えなければならないから、結構な手間である。増してや、自分を売り込むというのはどうも性に合わない。いっしょに行った友人が、「自分を商品化するようで余りいい気がしない」と言っていたが、それも思う。
とにかく、また転職するとこんなものをまた書かされるのだと思えば、次の仕事では余程のことがない限りがんばりたいものだ。万が一、採用する側の立場に立ったら、押しの強い人よりも、自分を売り込むのが苦手な控えめな人に重きをおきたいと思う。