ヒヨコ豆とトマトのカレー
ヒヨコ豆とトマトのカレーは、拙者が一番よく作るカレーだ。簡単に作れて、材料は安くて、脂肪が少なく、蛋白質が豊富といいことずくめなんだが、唯一の欠点は、前の日から豆を水に浸しておかないとできないことだ。
その日の気分や体調によって食べたいものは変わるが、あしたはヒヨコ豆のカレーを作ると決めて、豆を水に浸したら、次の日になって他の料理が食いたくなろうと、付き合いでおなかも胸もいっぱいになっていようと、もう作るしかないのだ。冬ならいざ知らず、夏なら二晩豆を水に漬けると発芽してしまうかも知れないからだ。また、急に食べたくなっても、すぐに作ることはできない。先見の明がないと、うまく味わえないカレーである。
- 材料(ニ人前)
- 作り方
- ヒヨコ豆を浸した水を捨て、鍋にヒヨコ豆と新鮮な水を入れて、10分くらい煮詰める。写真のように毒々しいアク。(見つめると気味が悪くなるので注意!)が出てくるので、捨てる。煮詰めたら、鍋のお湯を捨てて、豆とともに水洗いしておく。
- 玉ねぎとぶなしめじを食べやすい大きさに細かく刻み、鍋に投入する。
- 鍋には豆、玉ねぎ、ぶなしめじが入っている。これをしゃもじなどで混ぜ返しながら、鍋に残った水分を飛ばしつつ、火を通す程度に炒める。(油を敷いたほうが簡単だが、脂肪を取りたくないので入れない)
- 火を止め、鍋に残りの材料(トマト、塩、スパイス)と水150ccくらいを投入して、弱火で、野球でも見て表裏の攻撃が終わるくらいの時間煮込んだらでできあがり。
- 参考
- 費用・・・220円
- 栄養(一人前)・・・284kcal(蛋白質13.5g、脂質4.0g、炭水化物50.5g)
豆やしめじのやさしい舌触りと、トマトの酸味に唐辛子などの強めの刺激が対照的で、お互いを引き立てている。
勝負どころは、やはり豆をいかに柔らかく煮込めるか。腹が減っても、硬いままで食べ急いではならない。拙者も我慢が利くようになるまでは、何度も硬いままの豆を噛むたびに後悔したものだ。
あと、唐辛子の辛さはトマトと混じると効果が倍増する。最初は控えめにすべきで、辛味を増すならばコショウの方が無難だ。