『保守』の看板(3)

日曜日の安倍さんと小沢さんの党首討論を、今日になって見た。
土曜日に久間防衛相の「原爆投下は(アメリカの立場に立ってみれば)しょうがない」という発言があったので、民主党の小沢さんは「原爆投下について、あれは悪いことだとアメリカに伝える気はあるか?」と首相の安倍さんに聞いた。でも、安倍さんは「日本がリーダーシップをとって核廃絶を訴えている・・・」とか言ってちゃんと答えない。それで、小沢さんがしつこく聞くと、「小沢さんが自民党の幹事長だったときに、アメリカに謝罪を求めたことがありますか?」と逆ギレしてしまった。
安倍さんは『美しい国』という言葉を多用し、愛国者または保守主義者ぶってきた。その人が、わが国民に対して行われた人類史上最悪の殺人を問題にしないという。
あんたは本当に愛国者なのか?問い詰めたい。小一時間問い詰めたい(^^;)フルイナ

安倍さんは、「戦後レジームからの脱却」とか「教育基本法の改正」とかを売り物にして保守層に浸透したがっている。
拙者はあまり頭がよくないから、レジームという言葉のちゃんとした意味はわからない。大東亜戦争に負けたために戦勝国歴史観(簡単に言うとアメリカがなんでも善!、日本がなんでも悪!だということ)を押し付けられたけど、もっと公平に歴史を見ようというくらいのことなんだろう(間違ってたら、コメントください)。その同じ人が原爆の歴史を見直そうとはしない。わけがわからん。
また、「教育基本法の改正」として、道徳教育に力を入れたいと言う。道徳!結構なことで、古い人間の拙者には何の不満もない。「損得ばかりを考えるような人間を増やしてはならない。いじめを見たら自分のことは考えずに助けに入るような子供たちを育てたい」と安倍さんは言う。素晴らしい!派遣社員などの非正規雇用者の生活を見殺しにして、浮いた利益を勝ち組だけで独り占めすることを推奨しているのと同じ自民党の人が言ってるとは思えない。

ということで、安倍さんの本当の立場は『保守』ではなく、かなりアメリカ寄りの自由主義者です。安倍さんの朝鮮とかに対する強い態度も、『愛国者』であることから湧き出るものではなく、自由主義者であることに由来していることがわかりました。ちゃんちゃん!

奥さん!あしたは、ちゃんとカレーのことを書くつもりでする。スマソ