脱「ひとりアメリカ社会」

currykid2007-07-04

4日連続でカレーを外食してしまった。

拙者は、ほぼ毎日、スポーツクラブのランニングマシーンで10キロくらいを、檻の中の車輪で遊ぶハムスターみたいに走っている。それなのに、体脂肪率は男のあるべき姿とされている20%を下回ることなく、21〜23%をうろうろしている。また、汗が脂じみてべとべとするので、夏は本当に不快である。脂肪分が多いせいか、抜け毛も増えている気がする。拙者は30代後半だが、この歳でハゲるのはご免だ。

それもこれも、カレーなどの食べすぎで脂肪の排出が脂肪の供給に追いつかないからに決まっている。インド料理屋のカレーを見よ、さらさらのカレーが盛られた銀色の小皿の表面にはきらきらと油が光っているし、インド人のシェフは親切にもナンにバターのようなものまで塗ってくれるではないか。タイ料理屋のカレーを見よ、複雑な味わいの正体はたっぷり溶け込んだココナツミルクの植物性油脂ではないか。和風のカレーを見よ、炭水化物である大盛りのごはんの上には、炭水化物である小麦を焦がしたルウが覆っており、その具であるじゃがいももまた炭水化物のかたまりだ。これを週に4〜5回くらい食べてしまう。

このブログの隠れテーマのひとつは、アメリカ化する日本への警鐘である。アメリカでは、富める者はインストラクター付きのジムへ通って体系の維持に意地(^^)になる一方で、貧しい者は脂肪の多いジャンクフードしか買えないので肥満になる者が多いという。このような国になってはいかんと、警鐘を乱打すべき立場の拙者が、脂肪の多い食事をしつつ、ジムでハムスターして、「ひとりアメリカ社会」状態であるのは由々しきことである。このままでは、愛国者のふりをして本当はアメリカの犬である安倍さんと同じになってしまう。

ということで、あしたからひよこ豆の弁当を作ることにした。豆のカレーなら、蛋白質が中心で油を使わなければ太らないカレーができそうだ。しかし、ひよこ豆は鬼のように固いので一晩水に漬けなければ料理できない、厄介な食材である。写真のように重曹といっしょに水に浸して、今日は寝ます。