メディアの任命責任?

内閣支持率の推移

きょうは、昼に外食のカレー、夜は家でヒヨコ豆とトマトのカレーを食べた。
参議院選挙が近づいてきて、安倍内閣の無能さ、決断力のなさが日に日に明らかになってくる。問題を起こした閣僚のひとりもクビにすることができず、ひとりは自殺に追い込まれたし、別のひとりは両親に恥をかかせてまで弁解に追われている。党首討論では、与党の党首なのに、野党を攻撃することに活路を見出そうとする見苦しさだ。久間さんやアメリカ高官の原爆正当化発言に対しては、安倍さんの言う愛国心アメリカに不都合なことには適用されないことが明らかになった。
だから、内閣支持率が30%前後まで低迷してきたことは、不思議でもなんでもない。でも、内閣支持率がはじめは63%もあったことは、今から思えば信じられないくらいだ。
あのころの状況を思い出してみると、メディアがやけに安倍さんを持ち上げていたねぇ。『プリンス』とか『美しい国』とか『拉致問題の闘士』とか宣伝されて、自民党の総裁選でもまさに信任投票のような扱いだった。また、こうしたフレーズが、小泉改革の非情さに嫌気がさしはじめていた保守層に過度な期待を与えたみたいだ。もし大きな選挙が、安倍ブームの最中に行われていたら、こんな安倍さんの率いる自民党が圧勝していただろう。
メディアは、さかんに安倍さんが問題大臣を任命したことを批判する。でも、自分たちが、こんな安倍さんを労働新聞ばりにほめたたえて、安倍政権誕生の手助けをし、国民に期待させてしまった『任命責任』を反省しなさい!
あと、メディアを見る側も、もっと利口にならんといかんと、思うぞ。