参議院選挙観戦ガイド(一人区)

参議院への道

参議院選挙の結果を大きく左右するのが、一人区の結果である。ここでは、与党系が勝ちそうな選挙区から順番に、並べてみた。

  • 計算は次のようなかんじでやっていて、風だとか、地域独自の事情は考慮していない。(首相が山口出身だということ、群馬では県知事戦が前哨戦としてあること、東宮崎県知事の誕生、綿貫さん離党による富山県自民党の分裂とか、挙げるときりがない。)予想以前のものだと、わかってつかってほしい。
    1. 前回(平成16年)の参議院選挙の選挙区での絶対得票率(有権者数に対する得票率)を、各陣営について計算。一応、分裂選挙の影響は考慮したよ。
    2. 現職候補については、当選時(平成13年)の得票を前回(平成16年)の同じ党派の候補者と比較し、これを全国の同じ党派の候補者の平成13年と平成16年の得票変動と比較して、強い候補、弱い候補を判断する。その分を1に加減し、相手候補からもその分をマイナスして加減する。
  • 計算結果
    • 与党15%以上リード・・・島根、和歌山
    • 与党10%以上リード・・・富山、石川
    • 与党5%以上リード・・・鹿児島、佐賀、愛媛、群馬、大分、福井、鳥取、香川
    • 与党0%以上リード・・・山口、徳島、熊本、岡山
    • 野党0%以上リード・・・滋賀、山形、青森、長崎、奈良
    • 野党5%以上リード・・・秋田、高知、栃木
    • 野党10%以上リード・・・沖縄、山梨、宮崎
    • 野党15%以上リード・・・三重、岩手

2ちゃんねるの選挙板などを見ると、民主党の小沢さんが鹿児島に何度も足を運んでいることを疑問視する書き込みが目立つけど、風を加味すれば議席に手が届く可能性があるみたいだ。四国で野党が勝ち越すためには、前回から相当の上積みが必要なことがわかるな。
開票速報を見ながら「徳島まで野党の手に落ちたから、熊本、岡山の与党も危ないな」という使い方もいいし、平成16年の世論調査と比べて「選挙区でどの政党に質問しますかの、自民党民主党の差がこれだけだから、愛媛まで危ないのか、ふむふむ」などと、活用してください。
気が向いたら、複数人区や比例区のガイドもつくるぞ。