マトンとアーモンドのカレー

マトンとアーモンドのカレー

カレーに対する固定観念を覆すカレーでござる。甘辛くて、白っぽい出来上がりになるでござる。なお、これまでに紹介いたしたカレーとは違い、さほど健康的ではござらぬ。

材料(三人前)

作り方

  1. 下ごしらえのため、ボールを用意する。マトン肉は、脂肪の多い部分を除き、一口大に切る。しょうがとにんにくは皮をむき、おろし器でおろす。これらをヨーグルト、スパイスとともにボールに入れてかき混ぜる。肉を柔らかくできるかどうかが勝負どころなので、できれば半日寝かせておく。
  2. 「下ごしらえ」は寝かせたままで、フライパンにしょう油を敷き、ベイリーフの葉、フェンネル、カルダモン、マスタード粒のスパイス類に軽く火を通す。香ってきたら、玉ねぎを投入。中火で混ぜながら炒めるが、きつね色になるまでにする。次に、炒めた玉ねぎに「下ごしらえ」を投入し、肉の表面に火が通る程度に軽く炒める。
  3. 最後に残りの材料「煮込むもの」を投入して、時々かき混ぜつつ煮込む。水っぽさがなくなり、どろどろ感がでてきたら、できあがり。

参考

  • 費用・・・660円
  • 栄養(一人前)・・・657kcal(タンパク質39.5g、脂質42.0g、炭水化物29.5g、食物繊維10g)

アーモンドプードルは、お菓子の材料売り場にあることが多いが、なければアーモンドの皮をむいて、ミキサーなどで砕いてもいい。アーモンドはお湯につけると皮がむけやすくなり、砕くときも柔らかくなってよい。ミキサーがなければ、みじん切りにしてもよいが、これはひとつの根性仕事である。
このカレーは、アーモンドの甘さと香辛料の塩辛さの対照、アーモンドのざらざら感と肉の柔らかさの対照が特徴である。これらを楽しむため、唐辛子は使わないで作ってみた。少な目のご飯といっしょに召し上がるとよいだろう。
マトンや香辛料は、近所にイスラム教徒っぽい人が出入りしている雑貨店に行けば、たいてい手に入る。慣れないと入りにくいが、ここは日本なのだから、堂々と入ってみよう。日本人の客は少ないので、けっこう珍しがってあれこれ教えてくれるものだ。なかには、日本語の通じない店もあるけど(^^;)