ナンかライスか(2)

ちょっと暗いかな

今日も、空気を読まずにカレーです。
前回は、どんなカレーにもナンよりご飯のほうが合うという結論になったけど、そうすると、じゃあナンはなんだということになる。
インドへは行ったことがないので、あまり知ったようなことは言えんのだが、インドでも南のほうでは米のご飯を多く食べ、北のほうでは小麦を多く食べる。その小麦の食べ方のひとつがナンなのだが、インド料理やさんなどで聞きかじった限りでは、あまり普段は食べないらしい。ナンはタンドールという大掛かりな釜がないと焼けないし、ふっくらさせるためのイーストが必要だとか、白い製粉した小麦粉を使うので粉代も高いとかで、普通の家では作れない。専らレストランとか、お金持ちの家で作っているようで、カレーをつけて食べるためのものかどうかも、怪しいと思う。知っている方は、コメントしてください。
家庭でよく作る小麦の主食はチャパティとか、ロティと呼ばれる、全粒粉を使ったもの。イースト菌が入っていないので、ぺちゃっとしていて、甘味もないから、カレーをつけて食べるのなら、こちらの方がありがたい。チャパティはフライパンなどで焼いたもので、ロティはタンドールを使ったものだという。
最後に、ナンのとっておきの食べ方を紹介したい。インド料理やさんに行ったなら、カレーはライスと食べて、少しおなかを空けておいてもらいたい。最後に、焼きたてのナンとヨーグルトデザートを注文するからだ。ナンの熱いやつをちぎって、冷たいヨーグルトデザートにひたして食べたら、本当にほっぺたが落ちるようなうまさだ。ナンのゆるい甘さがまず感じられ、その後冷たいヨーグルトの酸っぱさの対照が爆発する。ナンは最高のおやつなのである。